2017年4月27日木曜日

Valeroテキサスオープンで見たこれからの主流スイング?!

先が見えないカオスに戻ろうとする時代が反映しているのか?!
マインドフィットネスや瞑想などの”こころ”に目を向ける
方法論が注目されている。


プロフェッショナルゴルファーでもビジネスパーソンでも心が病めば
気力はなくなり、それが続けば、やがて何も手につかなくなる。

そこに至る原因は人それぞれだろうが、今まで楽しめていた行為が
楽しめなくなれば、興味を失いその行為から遠ざかってしまう。

ビジネスパーソンでも仕事に興味が持てなくなれば
生活に関わってくる。
楽しくないことを続けていれば、やがて心が荒んで病んでしまう。

ツアープロの場合であればスコアに現れ、成績に直結する。
F.カプルス、J.デーリー、T.ウッズ、S.ガルシア、R.マキロイ選手など
多くの選手が私生活が原因で成績に影響を及ぼしている。
スター選手は表沙汰になりやすいが、成績が急下降する場合は
そんな裏事情が原因となっている事が多いのではないか。

Valeroテキサスオープンでは、PGAツアー参戦180試合目に
初優勝したのが、30歳のケヴィン・チャペル選手。
一部の記事には、兄の死を乗り越えての勝利とあった。
その事実がどこまで、チャペル選手の心に影響したのかは
解らないが、勝利後の会見ではこれまでに優勝を諦めたことは
なかったのかという質問に対して

”優勝を何度逃してもいつかは勝てると思ってやってきたが、愉しめ
なくなっていた。今回は最後まで愉しむことが出来たことが大きい”

楽しむ行為は、感情が支配しているので、人それぞれ何に対して
その感情が芽生え、継続するのかは比べることは出来ない。
だが、どの分野でも諦めることなく続けるには
他人から見て楽しそうに見えるのではなく人目を気にせずに
心から湧き上がる感情で”愉しむ”ことが重要であるとチャペル選手の
ウィニングパット後の姿を見て感じた。

今後のチャペル選手の活躍が楽しみであるが、プレーに対する
心の在り方だけではなく、スイング動作を見ても
ある選手と共通する部分があり、それが今後主流となる
スイング動作となる気がするので検証してみよう。





コンパクトなスイング動作で、一般ゴルファーが真似をしたら飛距離が
でなくなる恐れがあるが、注目したいのが首の使い方とインパクト以降
の左腕の使い方である。
そして、チャペル選手同様の首と左腕の使い方をする選手が
ジョーダン・スピース選手。





バックスイング動作から切り返しにかけては、チャペル選手がコンパクト
になるが、バックスイング中も意識は目標方向にあり、その動作は首の
動きに現れている。

スピース選手の正面からの動画を見れば明らかだが、セットアップ時に
背骨は一直線ではなく、胸椎に対して頚椎は少し傾いている。
この傾きにより、バックスイング時に腕の上がりすぎるを防ぐ役割をして
スイング動作を立体的にイメージする事が可能となる。

地面に対して並行となるようにボールを見ているつもりでも実際には
目線が傾いているゴルファーは多い。
一般的にトップと言われる所が安定しないので、切り返しのタイミング
を掴むことが出来なくて、切り返しで迷いが生まれてしまう。
スイング動作全般で迷いが生じれば、高確率で結果はミスとなる。

切り返しが定まらない原因は、目線の傾きであり、目線の傾きは
首の動きによって生じる。
ゴルファー自身は気が付かないので対処しようがない。

”スムーズにスイングする”ここに焦点を当てればインパクトではなく
初動と切り返しが全てと言える。

2つ目の共通点は左腕の使い方。

フェースローテーションでボールを捉える。
手の返し、前腕のローテーションが当たり前の時代から
レッドベター氏が提唱したことで、腕や脚を抑える
動作が主流となった。

今でも手を返す返さない、腕をローテーションするしないと
両方の意見が散見されるが、それはゴルファーが抱えている
症状によって変わるし、クラブによっても変わる。

一昔前は、セットアップ時〜バックスイング〜インパクト
までは左肘(右利きの場合)はまっすぐに伸ばすのが理想。

この論理には根拠がなく、見た目が良いからとの理由しかない。
レジェンドたちで肘が曲がっていたのは、カルビン・ピート氏
(身体的理由)と杉原輝雄氏ぐらいであった。
本質を見極めない比較多数主義の社会となれば仕方がないだろう。

一般的なレッスンでは、インパクト以降の肘の曲がりを嫌う。
肘が曲がる現象を指摘しただけでは、改善しない。
多くの回答は腕に力が入りすぎで、体幹を使っていないから。

スピース選手を見れば、セットアップでは伸びていた左肘が
バックスイング途中で曲がり、その後も曲がり続けてインパクト
以降は曲がりが大きくなるのが解る。

一昔前であれば、矯正される可能性が高く、インパクトでは左肘を
身体に向ける動きが必要とされた。
この動きは自然ではなく、肘に負担がかかる。
脇を締めて肘を回転させれば、腕に力が入る。
タイミングよく出来ないゴルファーは、飛球が安定しないので
肘で引っ張ることでクラブスピードを上げる。
上体が目標に向くスピードより腕のスピードのが早いので
肘が引ける事になる。

肘関節に負担が掛からないから、それで飛球が安定するならば
何も問題はない。

チャペル選手のバックスイングはスピース選手より、顎を目標方向
に向ける意識が強いので切り返しのタイミンが早く
インパクトまで左肘の曲がりはない。
インパクト以降の左腕の使い方は、スピース選手と同じである。

最近のスイング動作の主流となってきているのは、インパクト
の直前に左肘が緩む(曲がる)動作である。

R.ファウラー、石川遼選手などが代表で若い選手に多くなっている。

昔は常識だった動作は、ゴルフクラブやボールの進化により
非常識に変わりつつある。
どこかが上手く機能しなければ、どこか違う部位が機能するのが
人の身体である。

レジェンドの中にも2選手と同様なスイング動作をする選手がいる。
キャディから軍人、クラブプロでの賭けゴルフ生活からツアープロ
に転身した、リー・トレビノ氏。



目標に対する意識がボールストライキングの素晴らしさ
スイングが簡単に見えてしまう動作の反復性を生み出す。
感性だけでスイング動作を構築してメジャーチャンプまで上り詰めた
トレビノ氏。ドロー系が有利とされるマスターズだけ勝てずに
グランドスラマーになることが叶わなかった。
マスターズの最高位が10位タイ。

マスターズに勝利するために、ドローを身につけたが勝利には至らなかった
と聞く、オーガスタナショナルはハイドローが必要という。
トレビノ氏が身に付けたのはロードローだった。

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